SF32LB58xハードウェア設計ガイド — 回路図チェックリスト
SF32LB58xハードウェア設計ガイドの一部
このページでは、第5.8節の回路図チェックリストを項目ごとに説明します。回路図設計ガイドラインに戻ります。
5.8. 回路図チェックリスト
以下の各表は、回路図の機能ブロックごとに確認項目をまとめたものです。各項目に記載された条件に基づいて適用範囲を判断してください。「必須」項目は条件を満たす場合に必ず確認し、「任意」項目は該当する機能や設計を採用する場合に確認してください。
5.8.1. パッケージ
表 5.8.1-1: パッケージのチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
選定した製品型番のパッケージが正しく、ピン名とピン番号が一致している |
必須 |
5.8.2. 電源
表 5.8.2-1: 電源のチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
PVDD1の電源電圧が1.8 V~3.3 Vである |
必須 |
| 2 |
PVDD2の電源電圧が1.8 V~3.3 Vである |
必須 |
| 3 |
BUCK1_LXおよびBUCK1_FBの接続が正しい |
必須 |
| 4 |
BUCK2_LXおよびBUCK2_FBの接続が正しい |
必須 |
| 5 |
LDO_VOUT1出力にテストポイントを設けるか、電圧測定に便利なフィルターコンデンサーを使用する |
必須 |
| 6 |
VDD_RET出力にテストポイントを設けるか、電圧測定に便利なフィルターコンデンサーを使用する |
必須 |
| 7 |
VDD_RTC出力にテストポイントを設けるか、電圧測定に便利なフィルターコンデンサーを使用する |
必須 |
| 8 |
VDDIOAの電源電圧が1.8 V~3.3 Vである。初回基板リビジョンでは0 Ωの直列抵抗を実装できるようにする |
必須 |
| 9 |
VDDIOA2の電源電圧が1.8 V~3.3 Vである。初回基板リビジョンでは0 Ωの直列抵抗を実装できるようにする |
必須 |
| 10 |
VDDIOBの電源電圧が1.8 V~3.3 Vである。初回基板リビジョンでは0 Ωの直列抵抗を実装できるようにする |
必須 |
| 11 |
VDDIOSAの電源電圧が1.8 Vであり、電源を遮断できるようロードスイッチを設ける |
必須 |
| 12 |
VDDIOSBの電源電圧が1.8 Vであり、電源を遮断できるようロードスイッチを設ける |
必須 |
| 13 |
VDDIOSCの電源電圧が1.8 Vであり、常時給電しなければならない |
必須 |
| 14 |
AVDD33_USBの電源電圧が3.3 Vである |
必須 |
| 15 |
AVDD33_ANAの電源電圧が3.3 Vである |
必須 |
| 16 |
AVDD_BRFの電源電圧が1.8 V~3.3 Vであり、VDD1電源と一致している |
必須 |
| 17 |
AVDD33_AUDの電源電圧が3.3 Vである |
必須 |
| 18 |
AVDD18_DSIの電源電圧が1.8 Vである |
必須 |
| 19 |
SF30147Cから給電する場合、TWI制御インターフェースにMCUのPBピンを使用しなければならず、そのピンはPDピンでなければならない |
必須 |
| 20 |
バッテリー電圧が低すぎる場合でも、充電器の5 V入力からシステムに給電できるよう、充電回路にパス管理機能が必要である |
必須 |
| 21 |
SF30147Cから給電する場合、チップ専用のTWI制御インターフェースを使用する |
必須 |
| 22 |
SF30147Cから給電する場合、ENで制御する電源レールのEN電源ドメインにはPVDDまたはAVDDを使用し、MCU GPIOからENを制御しない。代わりにENをGNDへ接続し、レジスターで対応する電源出力を制御してもよい |
必須 |
| 23 |
SF30147Cから給電する場合、BUCKとLDO1はそれぞれのイネーブル信号EN_BUCKおよびEN_LDO1でのみ制御でき、内部レジスターからは制御できない |
必須 |
| 24 |
58xではPVDDとVDDIOBの電源を一致させる。PVDDがVDDIOBより低い場合(例:VDDIOB = 3.3 V、PVDD = 1.8 V)、StandbyおよびHibernate時にVDDIOBで約15 µAのリーク電流が発生する |
必須 |
| 25 |
58xではB4ピンがVDD_EXT1、B5ピンがVDD_EXT2であり、設計上は未接続としてよい |
必須 |
出典の補足説明
ワークブックの電源チェックリスト項目19では、TWI制御インターフェースにMCUのPBピンを使用し、そのピンを「PDピン」とするよう求めています。一方、項目21ではチップ専用のTWI制御インターフェースを使用するよう求めています。ワークブックは「PD」の意味や、これらの要件の関係を説明していません。OpenSiFliのハードウェアアプリケーションノートには、SF32LB58xが2本のGPIOでTWI信号をエミュレートしてSF30147Cを制御すると記載されています。回路図を確定する前に、使用するインターフェースとピンをSiFliに確認してください。
5.8.3. 電源コンデンサーとインダクター
表 5.8.3-1: 電源コンデンサーとインダクターのチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
PVDD1のバルクコンデンサーが10 µF以上である |
必須 |
| 2 |
PVDD2のコンデンサーが10 µF以上である |
必須 |
| 3 |
BUCK1_FBのコンデンサーが4.7 µFである |
必須 |
| 4 |
BUCK2_FBのコンデンサーが4.7 µFである |
必須 |
| 5 |
LDO_VOUT1のコンデンサーが4.7 µFである |
必須 |
| 6 |
VDD_RETのコンデンサーが0.47 µFである |
必須 |
| 7 |
VDD_RTCのコンデンサーが1 µFである |
必須 |
| 8 |
VDDIOAのコンデンサーが1 µF以上である |
必須 |
| 9 |
VDDIOA2のコンデンサーが1 µF以上である |
必須 |
| 10 |
VDDIOBのコンデンサーが1 µF以上である |
必須 |
| 11 |
VDDIOSAのコンデンサーが1 µF以上である |
必須 |
| 12 |
VDDIOSBのコンデンサーが1 µF以上である |
必須 |
| 13 |
VDDIOSCのコンデンサーが1 µF以上である |
必須 |
| 14 |
AVDD33_USBのコンデンサーが1 µF以上である |
必須 |
| 15 |
AVDD33_ANAのコンデンサーが4.7 µF以上である |
必須 |
| 16 |
AVDD_BRFのコンデンサーが4.7 µF以上である |
必須 |
| 17 |
AVDD33_AUDのコンデンサーが4.7 µF以上である |
必須 |
| 18 |
AUD_VREFのコンデンサーが1 µFである |
必須 |
| 19 |
AVDD18_DSIのコンデンサーが4.7 µF以上である |
必須 |
| 20 |
MIC_BIASのコンデンサーが1 µFである |
必須 |
| 21 |
GPADC VREFPのコンデンサーが4.7 µFである |
必須 |
| 22 |
PVDD1、PVDD2、AVDD_BRF、およびRSTNのプルアップ電源を同じ電源にする |
必須 |
| 23 |
BUCK1およびBUCK2のインダクターがSiFli推奨の品番である |
必須 |
| 24 |
BUCKインダクターがSiFli推奨品でない場合、L = 4.7 µH、DCR ≤ 0.4 Ω、Isat ≥ 450 mAを満たす |
必須 |
| 25 |
VBATからPVDD1およびPVDD2へ1.8 Vを供給する場合、DCDCコンバーターで1.8 Vを生成し、LDOは使用しない |
必須 |
| 26 |
選定したDCDCの静止電流を記録し、プロジェクト要件を満たすことを確認する |
必須 |
| 27 |
選定したLDOの静止電流を記録し、プロジェクト要件を満たすことを確認する |
必須 |
BUCKインダクターの飽和電流に関する差異
ワークブックの「電源コンデンサーとインダクター」チェックリスト項目24では、AVL非掲載のインダクターについてIsat ≥ 450 mAとしています。一方、OpenSiFliのハードウェアアプリケーションノートでは、L = 4.7 µH、DCR ≤ 0.4 ΩのBUCKインダクターにIsat ≥ 500 mAを指定しています。表にはワークブックの450 mAを残し、回路図設計のBUCKインダクター選定ガイダンスでは500 mAを採用しています。SiFliから明確な説明が得られるまでは、Isatが500 mA以上のインダクターを使用してください。
5.8.4. クロック
表 5.8.4-1: クロックのチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
メイン48 MHz水晶振動子がAVL掲載品である |
必須 |
| 2 |
48 MHz水晶振動子がAVL掲載品でない場合、7 pF ≤ CL ≤ 12 pF(8.8 pF推奨)、周波数偏差≤±10 ppm、ESR ≤30 Ω(22 Ω推奨)を満たす |
必須 |
| 3 |
RTC用32.768 kHz水晶振動子がAVL掲載品である |
必須 |
| 4 |
32.768 kHz水晶振動子がAVL掲載品でない場合、CL ≤12.5 pF(7 pF推奨)、周波数偏差≤±20 ppm、ESR ≤80 kΩ(38 kΩ推奨)を満たす |
必須 |
5.8.5. リセット
表 5.8.5-1: リセットのチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
RSTNをPVDD1と同じ電源へプルアップする |
必須 |
| 2 |
RSTNとGND間に0.1 µFのコンデンサーを実装できるようにする |
必須 |
| 3 |
RSTNにESD保護を設ける |
必須 |
5.8.6. グラウンド信号
表 5.8.6-1: グラウンド信号のチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
すべてのAVSS_***信号をGNDに接続する |
必須 |
| 2 |
すべてのVSS信号をGNDに接続する |
必須 |
5.8.7. ブートモード
表 5.8.7-1: ブートモードのチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
MODEには内部プルダウンがある。VDDIOAへの10 kΩプルアップを設け、プログラム書き込み時にMODEをHighにする |
必須 |
| 2 |
MODE信号にテストポイントを設け、量産書き込み治具まで引き出す |
必須 |
5.8.8. RF
表 5.8.8-1: RFのチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
ANT信号にシングルエンド50 Ωの特性インピーダンス要件を注記する |
必須 |
| 2 |
ANT信号にπ型マッチング回路を設ける。並列側にNC(未実装)コンデンサー、直列側に15 pFコンデンサーを配置する |
必須 |
| 3 |
スプリアス放射のフィルタリングが必要な場合に備え、2.7 nHの直列インダクターと2 pFの並列コンデンサーを含むπ型マッチング回路を設ける |
任意 |
| 4 |
外付けRF PAのRXENおよびTXENをMCUで制御する場合、PA RXENにはPB39、PA TXENにはPB40のみを使用する |
任意 |
| 5 |
Wi-Fiチップがアンテナ共存アービトレーションに対応する場合: (1)3線モードを推奨する。Wi-FiチップがBluetooth/Wi-FiアンテナのRFスイッチを制御し、アービトレーションを行う。BluetoothのBT_ACTIVEとBT_PRIORITYを使ってBluetoothへのアンテナ使用許可を判断し、WLAN_ACTIVEによりWi-Fi動作中のBluetooth送受信を無効にできる。 (2)BT_ACTIVEにはPB08またはPB45、WLAN_ACTIVEにはPB09またはPB41を使用する。BT_PRIORITYには任意のPB GPIOを使用できる。 |
任意 |
| 6 |
Wi-Fiチップがアンテナ共存アービトレーションに対応しない場合: (1)1線モードを推奨する。BluetoothがBluetooth/Wi-FiアンテナのRFスイッチを制御し、BT_ACTIVEでアービトレーションを行ってWi-Fiチップに通知する。 (2)Wi-Fiチップが動作状態信号を出力できる場合は、2線モードに拡張できる。Wi-Fi出力をWLAN_ACTIVEに接続すると、Wi-Fi動作中にBluetoothの低優先度送受信を抑止でき、Wi-Fiアイドル時のBluetooth動作には影響しない。 (3)BT_ACTIVEにはPB08またはPB45、WLAN_ACTIVEにはPB09またはPB41を使用する |
任意 |
5.8.9. I/Oリソース割り当て
表 5.8.9-1: I/Oリソース割り当てのチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
回路図と一致するGPIOリソース割り当て表を用意する |
必須 |
| 2 |
リソース表のGPIO割り当てが回路図と一致している |
必須 |
| 3 |
実際のGPIO割り当てがSiFliの推奨に従っている(EVBのI/O設定ファイルを参照) |
必須 |
5.8.10. ハードウェアウェイクアップ
表 5.8.10-1: ハードウェアウェイクアップのチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
HCPUのウェイクアップ割り込みソースが正しい:PA64、PA65、PA66、PA67、PA68、PA69の計6ピン |
必須 |
| 2 |
LCPUのウェイクアップ割り込みソースが正しい:PB54、PB55、PB56、PB57、PB58、PB59、PBR0、PBR1、PBR2、PBR3の計10ピン。MCUのウェイクアップ後、PBR0~PBR3では割り込み信号を受信できない |
必須 |
| 3 |
Gセンサーや心拍センサーなど、LCPU側周辺デバイスの割り込み信号と制御信号はPB GPIOに接続する |
必須 |
5.8.11. ストレージ
表 5.8.11-1: ストレージのチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
MPI3にNORフラッシュまたはSPI NANDフラッシュを意図したとおりに接続する |
必須 |
| 2 |
VDDIOSCに常時給電する |
必須 |
| 3 |
VDDIOSAおよびVDDIOSBの電源をPBR0で有効化する |
必須 |
| 4 |
外付けNORフラッシュまたはSPI NANDフラッシュにはMPI3またはMPI4を使用できる |
必須 |
| 5 |
SPI NANDフラッシュのHOLD#ピンを10 kΩの抵抗でSPI NANDフラッシュの電源にプルアップする |
必須 |
| 6 |
量産時にMPI3またはMPI4上の外付けフラッシュへ書き込む場合、書き込みツールでPA43をHighにしてMPI3電源を有効にする |
必須 |
| 7 |
量産時にSDIO1上のeMMCまたはSD NANDへ書き込む場合、書き込みツールで対応する電源を有効にする |
必須 |
| 8 |
PBR0/PA43で制御する電圧スイッチはHighでオン、Lowでオフとする。HibernateではPBR0でVDDIOSA/VDDIOSBを切り替え、VDDIOSCには常時給電し、PA43で外付けフラッシュ電源を切り替える |
必須 |
| 9 |
SD1インターフェースにeMMCまたはSD NANDを接続する場合、信号接続が正しい |
必須 |
| 10 |
eMMCまたはSD NANDのI/OインターフェースレベルがVDDIOA2と一致している |
必須 |
| 11 |
MPI3またはMPI4の信号接続が正しい |
必須 |
| 12 |
周辺デバイスのI/Oロジックレベルがメインチップと一致している |
必須 |
| 13 |
NORフラッシュが主要部品選定ガイドで認定されている |
必須 |
| 14 |
SPI/SD NANDフラッシュが主要部品選定ガイドで認定されている |
必須 |
| 15 |
eMMCが主要部品選定ガイドで認定されている |
必須 |
表 5.8.11-2: SiFli EVBのSPI NAND用MPI4参考接続
| SPI NAND信号 |
SF32LB58xピン |
参考情報 |
| CS# |
PA10(SD1_CMD) |
チップセレクト、Lowアクティブ |
| SO |
PA04(SD1_D1) |
チップへの入力データ(IO1) |
| WP# |
PA01(SD1_D2) |
書き込み保護信号(IO2) |
| SI |
PA05(SD1_D0) |
チップからの出力データ(IO0) |
| SCLK |
PA09(SD1_CLK) |
シリアルクロック |
| HOLD# |
PA06(SD1_D3) |
IO3。10 kΩ抵抗でVDD18_MPI4にプルアップ |
EVBの参考回路図では、SPI NANDフラッシュのVCCをVDD18_MPI4に接続し、この電源に0.1 µFおよび1 µF(6.3 V)のコンデンサーを接続しています。これらのピン割り当てと部品値はEVBの参考例です。実際の設計では、選定したチップのパッケージ、フラッシュのデータシート、および対象基板のピンマルチプレクス設定を確認してください。
SD1のI/O電源ドメインであるVDDIOA2は1.8 Vまたは3.3 Vに設定でき、周辺デバイスのI/Oレベルに合わせる必要があります。SiFliはSPI NANDフラッシュとeMMCに1.8 Vインターフェースを推奨しています。SD NANDは3.3 Vのみに対応するため、使用時はVDDIOA2を3.3 Vに設定してください。
5.8.12. ディスプレイ
表 5.8.12-1: ディスプレイのチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
SF32LB58xのディスプレイを意図したとおりDSI + LCDC2経由で接続する |
必須 |
| 2 |
DSI信号の接続が正しい |
必須 |
| 3 |
QSPI LCDのみを使用する場合は、フレームレートやRAMの問題を避けるため、HCPUのLCDC1 QSPIインターフェースを推奨します |
必須 |
| 4 |
DSI_REXTを10 kΩの抵抗を介してGNDに接続する |
必須 |
| 5 |
LCDCのRSTB接続が正しい |
必須 |
| 6 |
LCDCのTE接続が正しい(パネルのTEまたはFmark信号に接続) |
必須 |
| 7 |
TP信号が推奨ピン割り当てに従っている(EVBのI/O設定ファイルを参照) |
必須 |
| 8 |
LCDインターフェースがMIPI-DSI、3線/4線SPI、デュアル/クアッドデータSPI、DBI 8080、DPI、パラレル/シリアルJDIに対応している |
必須 |
| 9 |
SPI LCDの3線モードではCSをPA44またはPB08、CLKをPA46またはPB10、DATAをPA50またはPB09に接続する。 4線モードではCSをPA44またはPB08、CLKをPA46またはPB10、DATAをPA50またはPB09、DCをPA48またはPB03に接続する |
必須 |
| 10 |
LCDにAOD対応が必要か確認する。必要な場合、QSPIパネルはHCPUに接続しなければならず、JDIパネルはLCPUに接続できる |
必須 |
| 11 |
周辺デバイスのI/Oロジックレベルがメインチップと一致している |
必須 |
| 12 |
DSI LCDではDSIデータ信号とクロック信号を接続する。DSIビデオモードのパネルはRGBパネルと同様に動作し、TE信号はない。DSIコマンドモードのパネルにはTE信号があり、DSI17801ではTEが必要。TEとRSTの両方を推奨するが、最終的な使用方法は選定したLCDによる |
必須 |
5.8.13. GPADC
表 5.8.13-1: GPADCのチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
GPADC入力を対応するピンに接続する |
任意 |
| 2 |
GPADC入力範囲が適切であり、最大入力電圧がAVDD33_ANAを超えない |
任意 |
| 3 |
バッテリー電圧分圧回路の推奨値:電源側に470 kΩ・1%の抵抗、GND側に1 MΩ・1%の抵抗、フィルターコンデンサーに100 nFを使用する |
必須 |
| 4 |
GPADCで測定するすべての抵抗分圧信号に許容差1%の抵抗を使用する。各GPADCチャネルには100 nFのフィルターコンデンサーを設け、チップのピン近くに配置する |
必須 |
| 5 |
ADCで複数のボタンを検出してピン数を節約できる。たとえばPB32をADCボタンとして使用する場合、バッテリーをプルアップ電源に使用しない |
必須 |
5.8.14. SDMADC
表 5.8.14-1: SDMADCのチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
SDMADC入力を対応するピンに接続する |
任意 |
| 2 |
SDMADC入力範囲が適切であり、最大入力電圧はAVDD33_ANAを超えないことが望ましい |
任意 |
| 3 |
SDMADC_VREFおよびSDMADC_VSS_VREFの接続が正しい |
必須 |
表 5.8.15-1: ボタンのチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
ボタンにウェイクアップ機能が必要か、顧客に確認する |
必須 |
| 2 |
通常のボタン接続が正しい(プルアップの有無、抵抗値、プルアップ電源ドメインを確認) |
必須 |
| 3 |
電源ボタンにはPB54を使用し、アクティブHighとする。10秒間の長押しでリセットし、10 kΩのプルダウン抵抗をメイン基板に実装する |
必須 |
| 4 |
すべてのボタン信号にESD保護を設ける |
必須 |
5.8.16. EOS/ESD保護
表 5.8.16-1: EOS/ESD保護のチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
充電インターフェースにEOS、ESD、OVP保護を設ける |
必須 |
| 2 |
充電器挿入検出信号にESD保護素子を設ける |
必須 |
| 3 |
バッテリーインターフェースにESD保護素子を設ける |
必須 |
| 4 |
アンテナインターフェースにESD保護素子を設ける |
必須 |
| 5 |
LCDおよびTPの電源インターフェースにESD保護素子を設ける |
必須 |
| 6 |
TPのI2C、RST、INTラインにESD保護素子を設ける |
必須 |
| 7 |
心拍センサーの電源インターフェースと信号ラインにESD保護素子を設ける |
必須 |
5.8.17. I2C
表 5.8.17-1: I2Cのチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
HCPU/LCPUの分担と、低消費電力モードで動作させる必要性を考慮してI2Cを割り当てる |
必須 |
| 2 |
I2Cのプルアップ抵抗値が適切である。400 kHzで動作させる場合は2.2 kΩを推奨する。周辺デバイス側の電圧ドメインを使用し、電源オフ時は周辺デバイスとともにプルアップ電源もオフにする |
必須 |
| 3 |
必要な場合、I2C割り込み信号でハードウェアウェイクアップできる |
必須 |
| 4 |
複数のデバイスを同じI2Cバスに接続する場合、各デバイスのアドレスが重複していない |
必須 |
5.8.18. I2S
表 5.8.18-1: I2Sのチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
I2S1は入力専用で、マスターモードのみで動作する。マイクを意図したとおりにI2S1へ接続する |
任意 |
| 2 |
I2S2はマスターモードのみで入力と出力に対応し、外付けコーデックのDAC/ADCデバイスを接続できる |
任意 |
| 3 |
I2S3はマスターモードのみで入力と出力に対応する。HCPUがスリープ中にLCPUがI2S3経由で音声を受信・処理する低消費電力用途に適する |
任意 |
| 4 |
I2S信号の接続が正しい |
任意 |
| 5 |
I2S1インターフェースのデジタルマイク接続が正しい |
任意 |
| 6 |
周辺デバイスのI/Oロジックレベルがメインチップと一致している |
任意 |
5.8.19. PDMおよびアナログオーディオ
表 5.8.19-1: PDMおよびアナログオーディオのチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
PDMデュアルマイクの接続が正しい |
任意 |
| 2 |
PDMマイクにデジタル電源から給電する |
任意 |
| 3 |
周辺デバイスのI/Oロジックレベルがメインチップと一致している |
任意 |
| 4 |
アナログデュアルマイクの接続が正しい |
任意 |
| 5 |
アナログマイクにMIC_BIAS出力から給電する |
任意 |
| 6 |
2つのオーディオADC入力それぞれに2.2 µF以上のDCカットコンデンサーを設ける |
任意 |
| 7 |
DAC出力のP/N経路それぞれに1 kΩの直列抵抗を設け、両者間に1.5 nFのコンデンサーを接続する |
任意 |
| 8 |
推奨オーディオアンプはAW8155。推奨品を使用する場合、ソフトウェアでMode 4/Class ABモードに設定する |
任意 |
| 9 |
オーディオPA出力をMCUのADCに入力する場合、分圧回路とRCフィルター、または追加のデジタルフィルターを設ける。分圧後の電圧をADC入力範囲内に保ち、RCフィルターのカットオフ周波数は20 kHzとする |
任意 |
| 10 |
チップ内蔵のアナログオーディオADC経路を使用しない場合、ADC1P/ADC1NおよびADC2P/ADC2Nそれぞれに0 Ωの直列抵抗を介してGNDへ接続することを推奨する |
任意 |
5.8.20. SPI
表 5.8.20-1: SPIのチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
SPIの接続が正しく、MCUと周辺デバイス間でSDOとSDIが正しく交差接続されている |
任意 |
| 2 |
SPI周辺デバイスのタイミング要件を確認し、対応可能であることを確認する |
任意 |
| 3 |
周辺デバイスのI/Oロジックレベルがメインチップと一致している |
任意 |
5.8.21. USART
表 5.8.21-1: USARTのチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
USART4をダウンロードおよびログ用インターフェースとして設計する |
必須 |
| 2 |
USART4にテストポイントを設ける。TXDとRXDには100 Ωの直列抵抗を推奨する |
必須 |
| 3 |
USART1にテストポイントを設ける |
必須 |
| 4 |
HCPUで動作させるデバイスはUSART2またはUSART3に接続する |
任意 |
| 5 |
LCPUで動作させるデバイスはUSART5またはUSART6に接続する |
任意 |
| 6 |
周辺デバイスを接続する際、RXDとTXDを交差接続する |
必須 |
| 7 |
周辺デバイスのI/Oロジックレベルがメインチップと一致している |
必須 |
| 8 |
未使用のUSARTテストポイントを予備用に確保する |
任意 |
| 9 |
周辺デバイス接続用UARTにはHCPUインターフェースを推奨する。HCPUソフトウェアがLCPU UARTを使用するのを避けるため |
必須 |
5.8.22. PWM
表 5.8.22-1: PWMのチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
バックライトPWMのピン割り当てが正しい。モーターPWMとは異なるGPTIMxを使用し、バックライトがHCPU周波数低下の影響を受けないよう、PBインターフェースを推奨する |
必須 |
| 2 |
モーターPWMのピン割り当てが正しい。バックライトPWMとは異なるGPTIMxを使用し、振動制御がHCPU周波数低下の影響を受けないよう、PBインターフェースを推奨する |
必須 |
| 3 |
モーターPWM制御には、SMTモーター使用時にファームウェア書き込み中の異常動作を防ぐため、デフォルトで無効となるGPIOを選ぶ |
必須 |
| 4 |
PWM出力が必要な信号にはPBインターフェースを使用し、コールドブート時の異常動作も確認する |
必須 |
5.8.23. デバッグ
表 5.8.23-1: デバッグのチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
SWD信号の接続が正しい |
必須 |
| 2 |
J-Linkコネクターまたはテストポイントに、I/O電源リファレンスを正しく確保する |
必須 |
| 3 |
プログラム書き込み時にPVDD、VDDIO、VDDSCなどの電源に給電する。AVDD18_DSI(CAU2電源)にも給電する |
必須 |
5.8.24. USB
表 5.8.24-1: USBのチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
USBインターフェースの接続が正しい |
任意 |
| 2 |
USBインターフェースにESD保護を設ける |
任意 |
| 3 |
通常動作中は、USBを有効にしておけばPC/デバイス側で接続と取り外しを検出できる。 MCUのスリープ中も接続と取り外しを検出する必要がある場合は、VBUSの抵抗分圧回路を追加し、I/O電圧と一致するHighレベルをMCUのウェイクアップピンに入力する。充電器挿入検出用のウェイクアップピンとの共用を推奨する |
任意 |
5.8.25. PBR
表 5.8.25-1: PBRのチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
電源投入時にPBR0が0から1へ遷移し、一部の外部ロードスイッチ制御に使用できる。PBR1~PBR5はデフォルトでLow出力 |
必須 |
| 2 |
PBR0~PBR5はStandbyとHibernateの両方で出力として使用できる |
任意 |
| 3 |
PBR0~PBR5からLPTIM信号を出力できる |
任意 |
| 4 |
SF32LB567ではLPTIM3を推奨する。LPTIM3_OUTとLPTIM3_OUT_BARからPBRピン経由で、デューティ比が異なり極性が逆の21~25 kHz信号を出力する |
任意 |
| 5 |
デューティ比が異なる逆極性の21~25 kHz信号は、HCPUのATIMからも出力できる。適切なATIMx_CHxおよびATIMx_CHxN信号をPin_Configとともに選び、HCPU周波数を下げた場合の影響を考慮する |
任意 |
| 6 |
PBR0~PBR5から32 kHzクロック信号を出力できる |
任意 |
| 7 |
PBR0~PBR3をウェイクアップ入力として設定できる。ただしMCUのウェイクアップ後、PBR0~PBRxでは割り込み信号を受信できず、0/1レベルのみを検出するため、使用時は注意する |
任意 |
出典の適用範囲と技術確認
出典のチェックリストワークブックのPBRチェックリスト項目4にはSF32LB567が記載されています。ただし、PBRチェックリスト項目4と5がSF32LB58x向けの推奨事項であることはワークブックから確認できません。採用する前に、SiFliへ適用可否を確認してください。
ワークブックのストレージチェックリスト項目6では、量産時にPA43をHighにして「MPI3の電源」を有効にするとしています。一方、公式SF32LB58xハードウェアアプリケーションノートでは、PA43は外付けフラッシュの電源制御ピンと説明され、外付けフラッシュに給電するにはHighにすると記載されています。チェックリストにはワークブックの記述をそのまま残しています。量産書き込みの方法を確定する前に、実際に制御される電源レールと対象インターフェースをSiFliに確認してください。
5.8.26. 消費電力
表 5.8.26-1: 消費電力のチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
電源切り替えに使用するすべてのMOSFET、LDO、DCDCのイネーブルピンがアクティブHighの場合、1 MΩのプルダウン抵抗をGNDに接続する |
必須 |
| 2 |
Hibernateモード時の基準電流要件を記録する |
必須 |
| 3 |
選択した周辺デバイスのHibernateモード時の基準電流を合計して記録し、プロジェクト要件を満たすことを確認する |
必須 |
| 4 |
Standbyモード時の基準電流要件を記録する |
必須 |
| 5 |
選択した周辺デバイスのStandbyモード時の基準電流を合計して記録し、プロジェクト要件を満たすことを確認する |
必須 |
5.8.27. 書き込みと水晶振動子の校正
表 5.8.27-1: 書き込みと水晶振動子校正のチェックリスト
| 番号 |
確認項目 |
区分 |
| 1 |
SWD書き込み用にVBAT、GND、SWDIO、SDCLK、MODE、RSTN、VDDIOA、VDDIOBのテストポイントを確保する |
必須 |
| 2 |
オフライン書き込み基板でファームウェアを書き込む場合は、VBAT、GND、UART4_TXD、UART4_RXD、MODE、RSTN、VDDIOAのテストポイントを確保する |
任意 |
| 3 |
水晶振動子の校正が必要な場合は、校正用テストポイントを確保する。PB45を推奨する |
任意 |
最終更新: