ボード設定¶
ボード設定は、ファームウェアの設定を実際のハードウェアに合わせるためのもので、Flash配置、PSRAM、ピン、ディスプレイインターフェース、オーディオ経路、クロック、電源レール、既定の周辺機器を扱います。
SiFli-SDKでは、--board=<board_name>が最も重要なビルド入力です。この値によって、サンプルが使用するボードサポートパッケージが選ばれます。
デュアルコアボードでは、コアのサフィックスを省略すると、デフォルトでHCPUの構成が選択されます。LCPU向けにビルドするにはボード名に_lcpuを付け、HCPUを明示するには_hcpuを付けます。選択したコアがサンプルでサポートされていることも確認してください。
ボード選択によって変わり得る項目¶
選択したボードによって、次の項目が変わる場合があります。
- チップとパッケージのバリアント。
- FlashとPSRAMの配置。
- HCPU/LCPUのビルドターゲット。
- ピン多重化と周辺機器の利用可否。
- UARTのダウンロード設定。
- ディスプレイとタッチの設定。
- オーディオコーデックの経路。
- Bluetoothの設定。
- パーティションテーブルと起動時の前提条件。
実務上のルール¶
- 製品のマーケティング名からボード名を推測しない。
- ZephyrやArduinoのボード名をSiFli-SDKに流用しない。
- GPIO、ADC、PWM、I2C、SPI、ディスプレイのリソースを選ぶ際は、ボードの回路図または開発キットのページを確認する。
- 同じボード向けの最も近いSDKサンプルから始める。
- ボードを切り替えた後はクリーンビルドする。
ボード立ち上げチェックリスト¶
- チップのバリアントとパッケージを確認する。
- FlashとPSRAMの種類、容量、構成を確認する。
- 電源と充電器の動作を確認する。
- このボードで使用するクロック源と周波数を確認する。該当する場合は48 MHzと32.768 kHzも確認する。
- ダウンロード用UARTとログ用UARTを確認する。
- ディスプレイとタッチのインターフェースを確認する。
- オーディオを使う場合、その経路を確認する。
- 起動ピンとリセット動作を確認する。
- パーティション配置を確認する。
手元にあるハードウェアとボード設定が一致するまでは、アプリケーションのデバッグを始めないでください。
SDKボード名の例¶
表: SF32LB52-DevKit-LCD_N16R8のSDKボード名
| 名称の種類 | 識別子 |
|---|---|
| ボードモデル | SF32LB52-DevKit-LCD_N16R8 |
SiFli-SDKの--board値 |
sf32lb52-lcd_n16r8 |
SiFli-SDKではSDKの識別子を--boardに指定してください。製品名はビルド識別子として使えません。
カスタムボードへ移植する場合¶
最も近い開発キットまたはモジュールの設定を基に、次の項目を変更します。
- FlashとPSRAMの設定。
- ピン多重化。
- コンソール/ダウンロード用UART。
- ディスプレイ/タッチ/オーディオのリソース。
- 電源と充電器の前提条件。
- パーティション配置。
- 製品固有の周辺機器。
変更ごとに、その機能を動かす最小構成のサンプルで検証してください。
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