SiFli-SDK¶
SiFli-SDKは、SF32ファームウェア向けのSiFli公式開発SDKです。RT-Threadベースの開発環境を提供し、対応するターゲットではNo-OSのサンプルも利用できます。また、SiFliが保守するボードサポートとミドルウェアを備え、Bluetooth、グラフィックス、オーディオ、電源管理、ストレージ、量産ワークフローなどを扱います。利用できる機能は、チップ、ボード、SDKのリリースによって異なります。
SiFli-Solution
SiFli-Solutionは別のSiFliソフトウェアパッケージで、このページの対象外です。このページとリンク先の開発資料ではSiFli-SDKのみを扱います。SiFli-Solutionの対象範囲、対応デバイス、利用条件については、SiFli公式の SiFli Solutionドキュメントを参照し、SiFliに直接お問い合わせください。
初回インストールとhello_worldについてはSiFli-SDKを始めるを参照してください。このページでは、ツールチェーンが動作した後のSDKの使い方を説明します。
主な参照先:
SiFli-SDKを使う場面¶
次の要件がある場合はSiFli-SDKを選択してください。
- 対象チップとSDKリリース向けに、SiFliが保守するボードサポートとサンプルを備えた、文書化された開発経路が必要。
- 選択したチップとリリースでサポートされるBluetooth、ディスプレイ、オーディオ、電源、ストレージ、USB、OTAのサンプルやミドルウェアが必要。
- RT-Threadとの統合およびシェルツールを使いたい。
sf32lb52-lcd_n16r8など、SDKのボード名でボード設定を行いたい。- SiFli固有のミドルウェア、ツール、パーティション配置、量産フローを使いたい。
開発モデル¶
SiFli-SDKを始めるでツールチェーンを準備し、hello_worldが動作することを基準として確認します。その後は、SDKのリビジョン、選択したボード、サンプル/プロジェクトディレクトリ、設定、対応するビルド/書き込み成果物をまとめ、再現可能なビルド記録として管理してください。ボード名にコアの指定がない場合、HCPUの出力先は通常build_<board_name>_hcpu/になります。たとえばsf32lb52-lcd_n16r8の出力先はbuild_sf32lb52-lcd_n16r8_hcpu/です。解決されたボード/コアターゲットの実際の出力先を使い、ディレクトリ名を手作業で組み立てないでください。
開発手順を再現できるよう、SDKブランチを固定し、ボード名を記録し、ボード固有の変更をベンダー提供ファイルと分けて管理してください。設定変更は、小さくレビューしやすい単位で行います。ビルド、書き込み、シリアル出力確認の詳しい手順はビルド、書き込み、シリアル出力の確認を参照してください。
ボード名¶
SiFli-SDKのボード名はSDK固有であり、Zephyrのボード名、ArduinoのFQBN、製品のマーケティング名と一致しない場合があります。必ずSDKの対応ボード一覧またはサンプル資料からボード名をコピーしてください。
SF32LB52 DevKit LCDボードでは、入門用サンプルでよく使われるSDKボード名は次のとおりです。
プロジェクト構成¶
多くのSDKサンプルは次の構成に従います。
例:
製品ファームウェアを作るときは、最も近い動作確認済みSDKサンプルから始め、サブシステムを1つずつ変更してください。ボード設定、ミドルウェア依存関係、パーティションの前提条件、ドライバー設定を維持しやすくなります。
設定¶
サンプルプロジェクトの機能設定を対象ボード向けに変更するには、SDKのmenuconfigコマンドを使います。
設定を開く主な理由:
- ミドルウェアを有効/無効にする。
- Bluetoothの役割またはプロファイルを変更する。
- ディスプレイ、ファイルシステム、オーディオの対応を調整する。
- 電源管理を調整する。
- ログまたはシェルの設定を選択する。
量産準備に関する確認事項¶
製品ブランチでSiFli-SDKを採用する前に、次の質問に答えてください。
- 製品で固定するSDKリリースブランチはどれか。
- ボードサポートファイルのうち、製品管理とベンダー管理の範囲はどこか。
- 重要機能の動作を確認できるサンプルはどれか。
- 製造時とOTAで使用するパーティションテーブルはどれか。
- 工場書き込みに承認されたツールはどれか。
- リリースビルドで有効にするログはどれか。
- ラボ用に保持する復旧イメージはどれか。
次に読むページ¶
- ビルド、書き込み、シリアル出力の確認
- ボード設定
- コンポーネントと
sf-pkg - サンプル — サブシステムを変更する前に、用途に最も近い動作確認済みの基準構成を選びます。
- CodeKit — 必要に応じてVS Codeのワークフローを使い、SDKのボード名とビルド記録はプロジェクト内で一貫して管理してください。
- SDKアプリケーションノート
- パーティションテーブル
- デバッグと診断
最終更新: