製品を計画する¶
このガイドでは、SF32を使った構想を、要件定義から検証を経て量産可能な設計計画へ進めるために必要な判断を整理します。チップ、モジュール、開発ボード、ソフトウェア構成、製造方針がまだ決まっていない場合は、以下の段階を順に進めてください。
製品計画の流れ¶
表: SF32製品計画の流れ
| 段階 | 主要な判断事項 | ここから始める | 完了基準 |
|---|---|---|---|
| 1. 要件を定義する | 無線通信におけるデバイスの役割、ディスプレイ、オーディオ、AI、ストレージ、電源方式と消費電力の予算、パッケージ面積、製品の想定ライフサイクル。 | SF32ファミリー | 必須インターフェースと制約を明確にした、優先順位付きの候補リスト。 |
| 2. 実装形態を選ぶ | チップを直接実装するカスタム基板、モジュールとキャリア基板の組み合わせ、または初期検証用の開発ボード。 | SF32製品セレクター | 採用するデバイスと実装形態を定め、要件に最も近い既存のボードまたはモジュールを特定する。 |
| 3. ソフトウェアの基準環境を検証する | ツールチェーン、書き込み手順、シリアル出力、選定したボード(または最も近いボード)で動作確認済みのサンプル。 | はじめに | ビルドと書き込みを再現でき、コンソールログを取得・保存できること。 |
| 4. 製品固有のリスクを検証する | ディスプレイ、Bluetooth、オーディオ、AI、ストレージの製品固有の動作に加え、電源供給経路と消費電力の特性。 | チュートリアル、学習コンテンツ、開発 | コスト、消費電力、開発日程のリスクに関わるサブシステムの実測結果。 |
| 5. 実装計画を確定する | 回路図、基板レイアウト、メモリー/パーティション計画、BOM、試験方針、更新/復旧の動作、製造上の前提条件。 | 量産に向けた設計 | レビュー済み設計一式と、残る検証項目の明確な一覧。 |
ボード検証のループを省略しない¶
ファミリーの比較と一度のビルド成功だけでは、量産向けデバイスを選定できません。ハードウェアを確定する前に最も近い開発ボードで検証し、ボード名、SDKのバージョン、使用したサンプル、実測結果、想定製品との違いを記録してください。最終製品で新しいディスプレイ、ストレージ部品、バッテリー経路、アンテナ、モジュール用キャリア基板を使う場合は、それぞれを個別の検証項目にします。
ハードウェアとソフトウェアの初期構成を確認したら、最も近いリファレンスデザインを選び、設計から検証までの流れを確認してください。
引き継ぎチェックリスト¶
- 選定したチップまたはモジュールが、インターフェース、メモリー、パッケージ、電源、消費電力に関する製品要件を満たしている。
- 対応する開発ボードがある、またはカスタムハードウェアの検証計画が具体化されている。
- ソフトウェアの開発手順と成熟度について、製品チームの合意が得られている。
- パーティションやBOMを確定する前に、復旧、OTA/DFU、ログ取得、工場での書き込み要件を定義している。
- 使用するハードウェア設計ガイド、チェックリスト、AVL、EDAライブラリを特定している。
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