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SF32LB52xハードウェア設計ガイド — 回路図チェックリスト

SF32LB52xハードウェア設計ガイドの一部

このページは第5.8節の回路図チェックリストです。回路図設計指針の全3ページのうち1ページ目の最小システム、電源、クロックに戻ってください。

5.8. 回路図チェックリスト

各表では、回路図の機能ブロックごとに確認項目をまとめています。「対象」列には、全バリアント共通ではない項目について、対象となる電源バリアントまたはシリコンリビジョンを示します。

「必須」は、該当する項目の確認が必要という意味であり、表に挙げたすべての外付け部品の実装を求めるものではありません。条件付きの項目は、対応する回路や機能がある場合に適用します。原資料の必須/任意区分を保持し、推奨事項と必ず守るべき制限を区別してください。

5.8.1. パッケージ

表 5.8.1-1: パッケージのチェックリスト
番号 確認項目 対象 区分
1 選定した品番のパッケージが正しく、ピン名とピン番号も一致している 全バリアント 必須

5.8.2. 電源

表 5.8.2-1: 電源チェックリスト
番号 確認項目 対象 区分
1 VBUSの電源電圧が4.6 V~5.5 Vである 520/3/5/7のみ 必須
2 充電器の接続直後に画面を点灯する必要がある場合、内蔵充電器は推奨されない。電源パス管理機能付きの外付け充電ICを推奨する 520/3/5/7のみ 必須
3 内蔵充電器を使用するのは、ソフトウェアで画面を点灯する前に3.6 Vまで充電する必要があっても問題ない場合に限る 520/3/5/7のみ 必須
4 LDO出力を内蔵したOVPデバイス(例:LP5305AQVF)を推奨する。LDO出力は4.7~5.4 V、許容負荷電流は0.5 A以上、過電流保護のトリップ電流は0.7 A以上とする 520/3/5/7のみ 必須
5 OVLOが調整可能なOVPデバイスでは、分圧抵抗の許容差を1%、V_OVLO_THの誤差を3%未満とする。V_OVPの最小値と最大値はいずれも5.15~5.55 Vの範囲内とする。原表では5.15 Vを充電器の最大入力電圧、5.55 Vを52x充電器の入力上限と記載している。資料間の相違については表の後の注意事項を参照 520/3/5/7のみ 必須
6 チップ内蔵充電器を使用しない場合、VBUSを未接続にしてコンデンサーを省略できる。ただし、この場合VBATを電源出力として使用できなくなるため、VBATに1 µFの外付けコンデンサーを接続する 520/3/5/7のみ 必須
7 バッテリー電圧検出では、チップ内部のGPADCチャネルがすでにVBAT(またはVBATS)に接続されているため、VBATをGPADCピンにも接続しない 全バリアント 必須
8 VCCおよびVBATピンの電源電圧が3.2 V~4.7 Vである 520/3/5/7のみ 必須
9 BUCK_LXおよびBUCK_FBの接続が正しい 全バリアント 必須
10 VDD_VOUT1出力にテストポイントを設けるか、電圧を測定しやすい位置にフィルターコンデンサーを配置する 全バリアント 必須
11 VDD_VOUT2出力にテストポイントを設けるか、電圧を測定しやすい位置にフィルターコンデンサーを配置する 全バリアント 必須
12 VDD_RET出力にテストポイントを設けるか、電圧を測定しやすい位置にフィルターコンデンサーを配置する 全バリアント 必須
13 VDD_RTC出力にテストポイントを設けるか、電圧を測定しやすい位置にフィルターコンデンサーを配置する 全バリアント 必須
14 AVDD_BRFをVSYS経由で給電する 520/3/5/7のみ 必須
15 AVDD33_AUDをLDO2経由で給電する 520/3/5/7のみ 必須
16 VSYSはMCU内部専用の電源であり、他の周辺デバイスには給電しない 520/3/5/7のみ 必須
17 メモリー、センサーなどの周辺デバイスにはLDO2_OUTを推奨する。電源制御用にロードスイッチを追加してもよい 520/3/5/7のみ 必須
18 LDO2から給電するすべての周辺デバイスのピーク電流の合計が150 mA以下である 520/3/5/7のみ 必須
19 振動モーターにはLDO3_OUTから給電することを推奨する 520/3/5/7のみ 必須
20 LDO3から給電するすべての周辺デバイスのピーク電流の合計が150 mA以下である 520/3/5/7のみ 必須
21 LCDには専用の低Iq LDO電源が必要である 全バリアント 必須
22 心拍センサーのLEDにはVBATから給電することを推奨する 全バリアント 必須
23 充電入力にOVP回路を設ける 全バリアント 必須
24 バッテリー電圧が低すぎるため充電入力の5 Vからシステムを給電し、電源パス管理が必要な場合、電源パス管理機能付きの充電ICを推奨する。VCCへの入力電圧は4.7 Vを超えてはならない 520/3/5/7のみ 必須
25 SF32LB52DUB6:PVDD = 1.8 V 52Dのみ 必須
26 SF32LB52B/E/G/JUX6:PVDD = 3.3 V 52B/E/G/J 必須
27 SF32LB52BU36およびSF32LB52BU56:VDD_SIPには3.3 Vの外部電源が必要 52Bのみ 必須
28 SF32LB52DUB6:VDD_SIPには1.8 Vの外部電源が必要 52Dのみ 必須
29 SF32LB52E/G/JUX6:VDD_SIPに外部電源は不要で、外付けコンデンサーのみでよい 52E/G/J 必須
30 VBATSはバッテリー電圧検出信号であり、検出範囲は0~4.5 Vである 52B/D/E/G/J 必須

OVPしきい値とVBUS動作電圧の上限は別の値

原チェックリストの項目5では、可変OVLOの選定範囲を5.15~5.55 Vとしています。一方、項目1のVBUS供給電圧範囲は4.6~5.5 Vです。5.55 VをVBUSに連続印加できる動作電圧と解釈しないでください。電源システムの説明には、元のアプリケーションノートに記載された別のOVP選定値も残しています。設計を承認する前に、採用するデバイスのしきい値と動作電圧の制限をSiFliに確認してください。

VBUS値の出典と適用範囲

Electrical Specification-A3はVBUS電源範囲を4.5~5.5 Vとしています。電池駆動バリアントのアプリケーションノートは電源表で4.6~5.5 Vとし、最大充電電流時にVBUSピンで4.6 V以上を求めています。これらの値は前提条件が異なります。チップ端子での最小電圧を確認する際は、電源の許容差と電圧降下を考慮してください。

5.8.3. 電源コンデンサーとインダクター

表 5.8.3-1: 電源コンデンサーとインダクターのチェックリスト
番号 確認項目 対象 区分
1 VBUSコンデンサーが10 µF以上である 520/3/5/7のみ 必須
2 VBATコンデンサーが4.7 µF以上である 520/3/5/7のみ 必須
3 SF32LB523/5/7では、24番ピンがVCCであり、10 µF以上の外付けコンデンサーを接続する 523/5/7 必須
4 523/5/7/B/D/E/G/Jバリアントでは、23番ピンがVDD_SIPであり、2.2 µF以上の外付けコンデンサーを接続する 523/5/7/B/D/E/G/J 必須
5 SF32LB520では、24番ピンはGPIO(PA21)である 520/SS6500 必須
6 SF32LB520では、23番ピンがVCCであり、10 µF以上の外付けコンデンサーを接続する 520/SS6500 必須
7 BUCK_FBコンデンサーが4.7 µFである 全バリアント 必須
8 VDD_VOUT1コンデンサーが4.7 µFである 全バリアント 必須
9 VDD_VOUT2コンデンサーが4.7 µFである 全バリアント 必須
10 VDD_RETコンデンサーが0.47 µFである 全バリアント 必須
11 VDD_RTCコンデンサーが1 µFである 全バリアント 必須
12 VDD33_VOUT1の総容量が9.6 µF以下である 520/3/5/7のみ 必須
13 VDD33_VOUT2の総容量が9.6 µF以下である 520/3/5/7のみ 必須
14 VSYSの総容量が9.6 µF以下である 520/3/5/7のみ 必須
15 MIC_BIASコンデンサーが1 µFである 全バリアント 必須
16 AVDD_BRFコンデンサーが4.7 µFである 全バリアント 必須
17 AVDD33_AUDコンデンサーが2.2 µFである 全バリアント 必須
18 AUD_VREFコンデンサーが1 µFである 全バリアント 必須
19 VSYSコンデンサーが4.7 µFである 520/3/5/7のみ 必須
20 GPADC VREFPコンデンサーが4.7 µFである 全バリアント 必須
21 BUCKインダクターの品番がSiFli承認ベンダーリスト(AVL)に掲載されている 全バリアント 必須
22 BUCKインダクターがAVL非掲載の場合、L = 4.7 µH、DCR ≤0.4 Ω、Isat ≥450 mAを満たす 全バリアント 必須
23 GPSなど干渉に敏感な周辺デバイスを搭載する場合、BUCK_LXに対地シャントコンデンサー用のフットプリントを確保する。容量値は実機評価で決定する 全バリアント 必須
24 選定したDCDCの静止電流を記録し、プロジェクト要件を満たしていることを確認する 全バリアント 必須
25 選定したLDOの静止電流を記録し、プロジェクト要件を満たしていることを確認する 全バリアント 必須

原チェックリストの24番ピンに関する対象範囲

コンデンサーの項目3は本文でSF32LB520/3/5/7を挙げていますが、対象欄は523/5/7のみです。項目5と6では、SF32LB520の24番ピンをPA21、23番ピンをVCCとしています。本表の項目3は対象欄の限定に従っています。設計承認前に、採用する品番のピン配置を確認してください。

5.8.4. クロック

表 5.8.4-1: クロックチェックリスト
番号 確認項目 対象 区分
1 48 MHzメイン水晶振動子の品番がAVLに掲載されている 全バリアント 必須
2 48 MHz水晶振動子がAVL非掲載の場合、7 pF ≤ CL ≤ 12 pF(8.8 pF推奨)、周波数許容差 ≤±10 ppm、ESR ≤30 Ω(22 Ω推奨)を満たす 全バリアント 必須
3 32.768 kHz RTC用水晶振動子の品番がAVLに掲載されている 全バリアント 必須
4 32.768 kHz水晶振動子がAVL非掲載の場合、CL ≤12.5 pF(7 pF推奨)、周波数許容差 ≤±20 ppm、ESR ≤80 kΩ(38 kΩ推奨)を満たす 全バリアント 必須
5 52xでは、PA24/25/26/27のいずれからもxtal32kクロックを出力できる 全バリアント 必須

5.8.5. ブートストラップ設定

表 5.8.5-1: ブートストラップ設定チェックリスト
番号 確認項目 対象 区分
1 外付けSPI NOR Flashを使用する場合、PA13とPA17にプルアップは不要 全バリアント 必須
2 外付けSPI NAND Flashを使用する場合、PA13にプルアップは不要。PA17は7.5 kΩ抵抗でプルアップする。接続先はFlashのVDDとする 全バリアント 必須
3 外付けSD NAND Flashを使用する場合、PA17にプルアップは不要。PA13は7.5 kΩ抵抗でプルアップする。接続先はFlashのVDDとする 全バリアント 必須
4 外付けeMMCを使用する場合、PA13とPA17の両方を7.5 kΩ抵抗でプルアップする。接続先はeMMCのVCCQとする 52D/E/G/J 必須

5.8.6. RF

表 5.8.6-1: RFチェックリスト
番号 確認項目 対象 区分
1 ANT信号にシングルエンド50 Ωの特性インピーダンス要件を明記する 全バリアント 必須
2 ANT信号にπ型整合回路を設ける。並列コンデンサーはNC(未実装)とし、直列コンデンサーは15 pFとする 全バリアント 必須
3 スプリアス放射のフィルタリングが必要な場合、直列インダクター2.7 nHと並列コンデンサー2 pFを含むπ型整合回路を確保する 全バリアント 任意
4 外付けPA/LNAの制御が必要な場合、PA00をRX_ENに、PA01をTX_ENに接続する 全バリアント 任意

5.8.7. I/Oリソース割り当て

表 5.8.7-1: I/Oリソース割り当てチェックリスト
番号 確認項目 対象 区分
1 回路図と一致するGPIOリソース割り当て表を用意する 全バリアント 必須
2 リソース表のGPIO割り当てが回路図と一致している 全バリアント 必須
3 実際のGPIO割り当てがSiFliの推奨に従っている(HDKのI/O設定ファイルを参照) 全バリアント 必須

5.8.8. ハードウェアウェイクアップ

表 5.8.8-1: ハードウェアウェイクアップのチェックリスト
番号 確認項目 対象 区分
1 ウェイクアップ割り込みソースが正しい(使用可能なソースはPA24~PA27およびPA34~PA44の計15ピン) 全バリアント 必須

5.8.9. ストレージ

表 5.8.9-1: ストレージチェックリスト
番号 確認項目 対象 区分
1 MPI2(SD1)にSPI NOR Flashを接続する場合:PA13(MPI D1)とPA17(MPI D3)にプルアップは不要 全バリアント 必須
2 MPI2(SD1)にSPI NAND Flashを接続する場合:PA13(MPI D1)にプルアップは不要で、PA17(MPI D3)には7.5 kΩのプルアップが必要 全バリアント 必須
3 MPI2(SD1)にSD NAND Flashを接続する場合:PA13(SD D3)には7.5 kΩのプルアップが必要で、PA17(SD D1)には不要。PA15(SD CMD)には7.5 kΩのプルアップが必要 全バリアント 必須
4 MPI2(SD1)にeMMCを接続する場合:PA13(SD D3)とPA17(SD D1)の両方に7.5 kΩのプルアップが必要で、PA15(SD CMD)にも7.5 kΩのプルアップが必要 52D/E/G/J 必須
5 SF32LB520およびSF32LB52Bの外付けストレージにはSPI NOR Flashを使用する 520/B 必須
6 電源オフ時の消費を抑える必要がある場合、PA11で外付けFlashの電源を切り替えなければならない。Highでオン、Lowでオフ 520/3/5/7のみ 必須
7 電源オフ時の消費を抑える必要がある場合、PA21で外付けFlashの電源を切り替えなければならない。Highでオン、Lowでオフ 52B/D/E/G/J 必須
8 電源オフ時の消費を抑える必要がある場合、PA21でVDD_SIP電源を切り替えなければならない。Highでオン、Lowでオフ 52B/D/E/G/J 必須
9 MPIで32 MB以上のNOR Flashを駆動する場合、電源をオフにできるよう、PA21でFlash電源を切り替え可能にする 52B/D/E/G/J 必須
10 SD1にSD NANDデバイスを接続する場合、信号接続が正しい 全バリアント 必須
11 FlashのCLKおよびデータラインに33 Ωの直列抵抗を配置する 全バリアント 必須
12 外付けNOR Flashを2個使用する場合、CLK/D0~D3は共通とする。Flash 1のCSはPA12、Flash 2のCSはPA26に接続する。このピンは内部プルアップされているため、リセット時にHigh(非選択)となるアクティブLowのCS信号に適している 全バリアント 必須
13 外付けNOR Flashを2個使用する場合、1個目は16 MB、2個目は8 MBまたは16 MBとする 全バリアント 必須
14 周辺デバイスのI/Oロジックレベルがメインチップと一致している 全バリアント 必須
15 選定したNOR Flashの型番は、主要部品選定ガイドに適合品として掲載されている。掲載されていない部品ではROMが認識できず、システムが起動しないおそれがある 全バリアント 必須
16 選定したSPI/SD NAND Flashの型番は、主要部品選定ガイドに適合品として掲載されている。掲載されていない部品ではROMが認識できず、システムが起動しないおそれがある 全バリアント 必須

5.8.10. ディスプレイ

表 5.8.10-1: ディスプレイチェックリスト
番号 確認項目 対象 区分
1 QSPIディスプレイを接続する場合、信号が正しく接続されている 全バリアント 必須
2 8080インターフェースのディスプレイを接続する場合、信号が正しく接続されている 全バリアント 必須
3 JDIディスプレイを接続する場合、信号が正しく接続されている 全バリアント 必須
4 LCDのQSPI信号が正しく接続され、CLKおよびデータラインに100 Ωの直列抵抗がある 全バリアント 必須
5 LCDのRSTBが正しく接続されている(PA0を推奨) 全バリアント 必須
6 LCDCのTEが正しく接続されている(パネルのTEまたはFmark信号に接続) 全バリアント 必須
7 TP信号が推奨ピン割り当てに従っている(EVBのI/O設定ファイルを参照) 全バリアント 必須
8 常時表示(Always-on display)の要件を確認する 全バリアント 必須
9 ディスプレイを低IqのLDOで給電し、LDOのイネーブル制御にはPA30を推奨する 全バリアント 必須
10 TPとLCDの電源を独立させるか、共通制御にするかを確認する 全バリアント 必須
11 LCDに照度センサーが内蔵されている場合、そのセンサーにも電源を供給する 全バリアント 必須
12 TFT LCDのバックライト制御:Highで点灯、Lowで消灯(アクティブHigh)の場合はプルダウン(PD)GPIOを使用する。Lowで点灯、Highで消灯(アクティブLow)の場合はプルアップ(PU)GPIOを使用する 全バリアント 必須
13 SPI LCD:3線モードではCSをPA03、CLKをPA04、DATAをPA05に接続する。4線モードではCSをPA03、CLKをPA04、DATAをPA05、DCをPA06に接続する 全バリアント 必須
14 MCUのJDIインターフェースに接続するSharp Memory/JDIディスプレイ:VCOMとVBをMCUのPA24に、VAをPA25に接続する。R0/G0/B0をMCUのR1/G1/B1に、R1/G1/B1をMCUのR2/G2/B2に接続する。GSPをVST、BSPをHST、GCKをVCK、BCKをHCK、GENをENB、INTBをXRSTに接続する 全バリアント 必須
15 周辺デバイスのI/Oロジックレベルがメインチップと一致している 全バリアント 必須

5.8.11. GPADC

表 5.8.11-1: GPADCチェックリスト
番号 確認項目 対象 区分
1 GPADC入力を対応するピンに接続する(PA28~PA34の7本のGPIOでGPADCへのマルチプレクスが可能) 全バリアント 任意
2 GPADC入力電圧を0~3.3 Vの範囲内に保つ 全バリアント 任意
3 GPADCで測定する分圧入力には、許容差1%の分圧抵抗を使用する。各GPADCチャネルに100 nFのフィルターコンデンサーを設け、チップのピン近くに配置する 全バリアント 必須

5.8.12. ボタン

表 5.8.12-1: ボタンのチェックリスト
番号 確認項目 対象 区分
1 ボタンによるウェイクアップが必要かどうかを確認する 全バリアント 必須
2 通常ボタンの接続が正しい(プルアップの有無、抵抗値、プルアップ電圧ドメインを確認) 全バリアント 必須
3 電源ボタンはPA34を使用し、アクティブHigh、10秒長押しでリセットする。10 kΩのプルダウン抵抗はメインボード上に配置する 全バリアント 必須
4 すべてのボタン信号にESD保護を設ける 全バリアント 必須

5.8.13. EOSおよびESD保護

表 5.8.13-1: EOSおよびESD保護のチェックリスト
番号 確認項目 対象 区分
1 充電インターフェースにEOS、ESD、OVP対策を設ける 全バリアント 必須
2 バッテリーインターフェースにESD保護素子を設ける 全バリアント 必須
3 アンテナインターフェースにESD保護素子を設ける 全バリアント 必須
4 LCDおよびTPの電源インターフェースにESD保護素子を設ける 全バリアント 必須
5 TPのI2C、RST、INTラインにESD保護素子を設ける 全バリアント 必須
6 心拍センサーの電源インターフェースと信号ラインにESD保護素子を設ける 全バリアント 必須

5.8.14. I2C

表 5.8.14-1: I2Cチェックリスト
番号 確認項目 対象 区分
1 I2Cに適切な抵抗値のプルアップを設ける。400 kHz動作が必要な場合は2.2 kΩを推奨する。周辺デバイス側の電圧ドメインを使用し、電源オフ時には周辺デバイスと連動してプルアップ電源もオフにする 全バリアント 必須
2 必要に応じて、I2C割り込み信号でハードウェアウェイクアップできるようにする 全バリアント 必須
3 Gセンサー、心拍センサー、地磁気センサーなどのI2C周辺デバイスが、全データを1回のバースト転送で読み出せる 全バリアント 必須
4 複数のデバイスを1つのI2Cバスに接続する場合、各デバイスのアドレスを区別できる 全バリアント 必須

5.8.15. アナログオーディオ

表 5.8.15-1: アナログオーディオのチェックリスト
番号 確認項目 対象 区分
1 MEMSマイクが正しく接続されている 全バリアント 任意
2 MEMSマイクにMIC_BIASから給電する 全バリアント 任意
3 アナログECMシングルエンドマイクが正しく接続されている 全バリアント 任意
4 アナログECMシングルエンドマイクにMIC_BIASから給電する 全バリアント 任意
5 すべてのオーディオADC入力に2.2 µF以上のDCカットコンデンサーを設ける 全バリアント 任意
6 オーディオDAC出力のDACPとDACNにそれぞれチップ近傍で1 kΩの直列抵抗を設け、DACPとDACNの間に1.5 nFの並列コンデンサーを接続する 全バリアント 任意
7 オーディオパワーアンプにはAW8155Bを推奨し、ソフトウェアでClass A/Bモードに設定する。他のアンプ品番を使用する場合は実機試験で検証する 全バリアント 任意
8 チップ内蔵のアナログオーディオADC経路を使用しない場合、ADCPを0 Ω抵抗を介してGNDに接続することが推奨される 全バリアント 任意

5.8.16. SPI

表 5.8.16-1: SPIチェックリスト
番号 確認項目 対象 区分
1 SPIの接続が正しい。MCU側のSDOを周辺デバイス側のSDIに、MCU側のSDIを周辺デバイス側のSDOに接続する 全バリアント 任意
2 SPI周辺デバイスのタイミング要件を満たしている 全バリアント 任意
3 周辺デバイスのI/Oロジックレベルがメインチップと一致している 全バリアント 任意

5.8.17. USARTおよびデバッグインターフェース

表 5.8.17-1: USARTおよびデバッグインターフェースのチェックリスト
番号 確認項目 対象 区分
1 PA18/PA19(DBG_UARTに多重化)をプログラム書き込み/デバッグインターフェースとして使用する。テストポイントを確保し、100 Ωの直列抵抗を設ける 全バリアント 必須
2 デバイス接続時、MCUのRXDを周辺デバイスのTXDに、MCUのTXDを周辺デバイスのRXDに接続する 全バリアント 必須
3 PA35/PA36をUARTとして周辺デバイスに接続する場合、MCUリセット時に周辺デバイスの電源がオフになるようにするか、ソフトウェアでこれらのピンをLowに駆動する 全バリアント 必須
4 周辺デバイスのI/Oロジックレベルがメインチップと一致している 全バリアント 必須

5.8.18. PWM

表 5.8.18-1: PWMチェックリスト
番号 確認項目 対象 区分
1 LCDバックライト制御にはPA1を推奨する 全バリアント 任意
2 振動モーターのPWMピンにPA20を使用する 全バリアント 必須

5.8.19. USB

表 5.8.19-1: USBチェックリスト
番号 確認項目 対象 区分
1 USBインターフェースの接続が正しい 全バリアント 任意
2 USBインターフェースにESD保護を設ける 全バリアント 任意
3 通常動作時(スリープ中以外)にUSBを有効にしておけば、ホスト側で接続/取り外しを検出できる。MCUのスリープ中にも検出が必要な場合は、MCUのウェイクアップピンにI/O電圧と同じレベルを出力するVBUS分圧回路を追加する。このピンを充電器の接続検出と共用することを推奨する 全バリアント 任意

5.8.20. 消費電力

表 5.8.20-1: 消費電力チェックリスト
番号 確認項目 対象 区分
1 LDO/DCDCのイネーブルはアクティブHighとする。出力をデフォルトでオフにする場合は、ENとGNDの間に1 M~5.1 MΩのプルダウン抵抗を追加し、製品全体の消費電力要件に合わせて値を選定する 全バリアント 必須
2 MOSFETによる電源切り替えにはPMOS+NMOS構成を使用する。制御ピンはHighでオン、Lowでオフとし、制御ピンとGNDの間に1 MΩのプルダウン抵抗を設ける 全バリアント 必須
3 外付けFlashの電源スイッチはPA11で制御しなければならない 520/3/5/7のみ 必須
4 外付けFlashの電源スイッチとVDD_SIPの電源スイッチは、どちらもPA21で制御する 52A/D1 原資料に記載なし2
5 VSYSをGPIOプルアップ電源として使用する場合、常時オンとなる。その条件で消費電力要件を満たすことを確認する 520/3/5/7のみ 必須
6 LDO2またはLDO3をGPIOプルアップ電源として使用する場合、LDO2/LDO3をオフにしても設計要件を満たすことを確認する 520/3/5/7のみ 必須
7 リークを防ぐため、I2Cプルアップ電源を周辺デバイスのI/O電源と連動して切り替える 全バリアント 必須
8 PA09の使用に関する注意:画面点灯時にHighを出力して有効化し、スリープ時にはLowにする シリコンリビジョンA2以前 必須
9 Deep Sleepモードのベースライン電流要件を定義し、記録する 全バリアント 必須
10 Deep Sleepモードにおける選定済み全周辺デバイスのベースライン電流の合計を記録し、プロジェクト要件を満たすことを確認する 全バリアント 必須
11 Standbyモードのベースライン電流要件を定義し、記録する 全バリアント 必須
12 Standbyモードにおける選定済み全周辺デバイスのベースライン電流の合計を記録し、プロジェクト要件を満たすことを確認する 全バリアント 必須

ストレージ電源スイッチのピン指定に関する資料間の差異

本表には、SF32LB520/3/5/7の外付けFlashの切り替えに関する、チェックリストのワークブックのPA11の項目をそのまま残しています。ただし、本プロジェクトの資料優先順位では、より優先度の高いOpenSiFliのアプリケーションノートと回路図設計ガイドが優先され、ブートストレージの電源スイッチにはPA21を指定しています。設計根拠にはPA21を用い、優先度の低いワークブックだけを理由にPA11へ変更しないでください。PA11が別の基板上イネーブルかピン割り当ての相違かは示されていないため、リリース前に対象ネットとバリアントをSiFliに確認してください。

5.8.21. 書き込み・デバッグ用テストポイント

表 5.8.21-1: 書き込み・デバッグ用テストポイントのチェックリスト
番号 確認項目 対象 区分
1 プログラム書き込み/デバッグ用テストポイントとして、VBAT、GND、PA18(DBG_UART_RXD)、PA19(DBG_UART_TXD)、VSYS、PA34などを確保する 全バリアント 必須

  1. 元のスプレッドシートの対象型番は「52A/52D」です。SF32LB52xハードウェア設計ガイドで説明する型番はSF32LB52B/D/E/G/Jであり、表の「52A」はそのいずれかを特定していません。この項目を適用する前に、実際の型番とデータシートを確認してください。「52A」を別の型番に独自に置き換えないでください。 ↩

  2. 原資料のこの行には区分が記載されていません。「原資料に記載なし」として保持し、必須または任意とは判断していません。採用するデバイスについて、適用範囲と合否基準を確認してください。 ↩

最終更新: